今治市長からのメッセージ
2020年4月27日 14時43分 令和２年４月23 日
市民の皆さまへ
今治市長 菅 良二
ゴールデンウィークの対応等についてのお願い
世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス。
中国武漢に端を発したこの新型肺炎は、アジア諸国、イタリア、スペインなどヨーロッパ、そして海を越えてアメリカ全土、さらに一番恐れていた南半球の諸国に、あっという間に広がっております 。
ご承知のとおり、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、安倍総理から、４月16日、これまで７都府県を対象地域としていた「緊急事態宣言」を全国に拡大するとの発表がありました。現時点では、市内で感染者は出てい ませんが、国内では感染者がすでに１万人を超え、未だかつて経験したことのないような国難、日本消滅の危機と、私は受け止めております。
全国に緊急事態宣言が発令された今が、感染拡大を抑制できるかどうか 、まさに正念場。この極めて重大な局面に際し、改めて、私から市民の皆さん へお願いがあります。
ぜひとも、ぜひとも、市外への外出は、お控えください。
５月６日、ゴールデンウィーク明けまでは、決して市外には出ない、松山、広島などの市外には出ずに、とにかく今は辛抱して、踏ん張っていただきたい。
それから、最愛のお子さんやお孫さんであっても、ゴールデンウィーク中は帰省をしないよう、今治に帰らないよう、厳しくお伝えいただきたいと思っております。
「今、会わないのは、また会いたいから」、今、すぐ会いたい人がいる。会ってたくさん話したいことがある。でも、今は我慢して会わない。会わないことが大切な人を守ることになるからです。
この言葉の意味を噛みしめ、感染拡大防止に努めていただくよう心からお願いいたします。
次に、この緊急事態宣言を受けて決定した今治市立小・中学校の対応について、改めてお知らせします。
４月21日から５月６日まで、全校、臨時休業としました。
これまで、教育委員会と「子どもたちの健康・安全を最優先に考慮しながら、可能な限り、学習の機会を守りたい」と対応を協議してまいりましたが、 ５月６日までの臨時休業を決定いたしました。
児童・生徒、保護者の皆さんには、大変、ご負担をおかけしますが、子どもたちの健康と安全のための措置であります。ご理解をいただければと 願っております。臨時休業にあたっては、現場の先生たちは、休業中も、児童・生徒とコンタクトをとって、しっかりと子どもたちのケアにあたっていただ きたい、先生方、子どもたちをどうぞよろしくお願いします。
この恐ろしいウイルスに打ち勝つには、皆さんの協力が不可欠でありま す。 ウイルス感染は、一人一人の心がけを皆さん全員で徹底できれば、必ず終息に向かいます。
繰り返しのお願い です。ゴールデンウィークは市外へ絶対に出ない、帰省させない、このことを徹底して実施してください。
それから、冠婚葬祭、めでたい結婚披露宴は、申し訳ありませんが、順延してください。
葬式、お通夜につきましては、コロナウイルスを絶対に今治に持ち込ませないためにも、今治在住の近親者のみで行っていただきたい。遠方のご親戚の方には、大変申し訳 ありませんが、１周忌の法要などにおいて、故人を しのんで改めてご供養するなど、ご協力をお願いいたします。
ウイルスから、自分自身を守るため、そして、大切なご家族を守るため、 ひいては、ふるさと今治を守るために、「自己防衛」、「周りへの配慮」、 「市外への外出自粛」、この３つの感染拡大回避行動を徹底いただくよう 、改めて、お願いいたします。
人類消滅の危機と言っても過言ではない、この目に見えない手強いウイルス戦争を終息させるためには、皆さんお一人お一人の協力なくしては戦い抜けません。ぜひ、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします 。